何のために自己啓発をするのか
自己啓発にはまりはじめるとどんどん学ぶことが楽しくて夢中になっていく。
そのうち成功法則とかにも興味がでてくるとその分野の本をのきなみ読みたくなってくる。
成功法則の書籍は読んでいておもしろいし、なんとなく自分も簡単に成功できそうな気がしてくるもんだから中毒化してしまうというデメリットがあると思う。
僕も一時期完全に成功法則中毒になったことがあった。
ところがまったく成功しない。
それでもっともっと学ぶ必要があると思ってさらに自己啓発教材を買いあさる。
自己啓発を学んでいる人というのは基本的にはかなり人生に対して熱い情熱やポジティブな思考を持っている人が多いと思う。
そんな中にいると若くして成功した人などが賞賛されることが多いし、ヒーローとしてカリスマ化される。
とくにネットビジネス関係の成功者というのは若い人がおおいのでその傾向があると思う。
ところがこの「いかに早く成功するか」に焦点がフォーカスされていると、そのプロセスで成長していく中では成功するまでの道のりがとてもしんどい道のりになってしまうことが多い。
典型的なのは成功するまでは家庭を犠牲にしてしまうというパターン。
奥さんのことはほかりっぱなしで休日でも自己啓発しているような状態。
こうなってしまって夫婦関係が悪くなるというパターンはとても多い。
僕自身もこのプロセスを通過してきたのでとてもよくわかる。
でもこれではまったく本末転倒。
幸せになる為に成功しようとして歩み始めた自己啓発の道のりが、不幸への転落となっていく。
そんな自己啓発には注意が必要だと思う。